小学校の時、父が一棟ごと所有するマンションの9階に住んでいた。
ある夏の暑い日、同級生5人がいきなり家に来て「プールに入らせろ」と言われた。
家にプールなんかないのに、なぜ?と思ってどうしてうちにプールがあると思うのか聞いたら、
母が保護者会で「私が泳ぎが苦手だから、部屋の中でフォームの指導をしている」と話したらしい。それをどこかの母親が「家にプールがあるから一緒に練習してる」と思い込んだらしい。とんでもない勘違いだ。
「家にプールなんかないよ」と言っても、
「でもうちのお母さんがシコちゃんの家の屋上にキラッと光るものが見えたよ」と言っていた、と返される。
なにそれ?集団幻覚の母子感染?
気狂いの妄想だ。
仕方がないから屋上を見せに行って、ないことを証明して帰ってもらった。
プールがあったとしても、私が小学校で嫌われていて、大して仲良くもないやつを心よく迎え入れる義理なんかないだろ、と子供ながらに思った。
あのキラッと見えた光ってなんだろう?
パチンコのやりすぎで頭がおかしくなったんだろうな。
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