今年、女友達をブロックした。SNSもLINEも、全部。もういいやって思った。
彼女は、私のブログや音楽のファンだと言ってくれた。Twitterに「自分の音楽が人気なくて悲しい」って呟いたら、応援DMをもらい、なんとなくそこから交流が始まった。最初に「会いたい」と言ってきたのは、彼女のほうからだった。出会った頃は、よく失恋しては泣いていた。ヒップホップが好きで、LINEでふざけたビーフを飛ばしてきたりして、たまに私も乗っかってディスり合った。下ネタも悪口もジョークにできる関係って、なんとなく信頼みたいなものがある気がしていた。
ファンと言ってくれたけど、共通の話題も多くて別に上下関係があるわけじゃなく、普通に友達だと思ってた。
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ある日、Twitterのスペース(通話機能)でみんなで話してたら、ヒップホップイベントに誘われた。私はラップ畑ではなかったけれど、彼女が「生きた証が欲しい」と言ったから、まあやることにした。結局オーガナイザーが失踪してイベントは中止になってしまったけど。
でも、私たちはトラックも作って、リリックも書いた。私は1つだけ仕上げたいものがあったので、「一緒にやろう」ではなく、「ひとりで完成させてもいい?」と聞いたら、彼女も「やりたい」と言った。でも録音や練習の予定は一度も立たず、なんとなく立ち消えた。
「ああ、彼氏ができたり、結婚が決まった瞬間から、どうでもよくなる女って本当にいるんだな」と思った。
これがヒップホップを語る彼女が教えてくれた”リアル“だった。
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彼女の結婚が決まったと聞いたとき、嫉妬はなかった。何度も恋に破れて泣いていた姿を知っていたし、幸せになってほしいと思った。ただ、少し寂しくはなった。「結婚したら、もうあまり遊べなくなるのかな」と。
でも、入籍後まだ親しい交流があった。ただ、挙式後の彼女は、少しずつ変わっていった。
結婚前に、以前彼女が好きだった男子が好きな文筆家が、私の知り合いだったこともあって、私を経由してその文筆家と会わせてほしい的なことを言われたことがある。その好きな男子との話題作りのために。知人の文筆家に全くメリットがないので、適当に流しておいた。しかも彼女は「この男子に会ったら、あなたも彼のこと好きになっちゃう。」とも言ってきた。会いたいなんて言ってもないし、思ってもないのに。
彼女はよく「高学歴・低収入の男性が好き」って言ってたし、
私は昔から「ある程度経済力のある人じゃないと無理」って話してたから、好みがまったく違うことは、彼女も知ってたはずなんだよね。
そして彼女は、結婚が決まった彼(今の夫)を彼女の友人達に会わせてる話をして、「でも、あなたは変人だから彼と私の関係を壊すかもしれない、だから会わせられない」と言ってきた。何それ?こっちは頼んでもないのに勝手に妄想されて、それで拒否されるって一体なんなの?
さらに「でも、彼にあなたのことを話したら、面白がって、一番気にしてた」とか言われて、全く意味がわからなかった。
彼女にとって私は、会わせるには不安だけど、ネタにするにはちょうどいい“変人”だったのかもしれない。
むしろ私は、私のことを他人にどこまでペラペラ話してるんだろうって、不快だった。
色々と締まりが悪いし、口も軽いからいろんな人に言ってたのかな?
だから私もあんたのこと、ブログに書くね。
あんたが面白がってよくみてた統失垢とか非常識ママ垢みたいなコンテンツになってうれしいんじゃない?
ほんとは一度仲良かった子のことこんな風に書きたくなかったよ。
だけど、あんたが言うように私は変人だから書く。
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最初は結婚式は挙げないと言っていたから、入籍した年の彼女の誕生日プレゼントはいつもより豪華なものを贈った。彼女の好きなブランドのheaven by Marc Jacob のブレスレットだった。
その後、結婚式を挙げることになったと報告され、ぜひ着物で参列してと言われた。私もおめかししたかったのもあるし、着付けと準備で3万円以上かかったけれど、祝福の気持ちを込めて、ご祝儀も贈った。
なのに、その後の私の誕生日には、デリケートゾーン用のソープとローション。たしかに良いブランドではあったけれど、私は誕生日に“洗え”って言われてる気がした。
挙式の後の彼女の誕生日には、リクエストを聞いた上でヘアアクセをプレゼントしたら、「アリエク?w」なんて聞かれた。人から贈られたものに「これSHEIN?」みたいな反応、普通はしない。私はあなたの結婚を心から祝ったし、見返りなんて求めていなかったけれど、それでもこれは、軽んじられたと感じた。
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去年の彼女の誕生日は、もう不快すぎて「会うのはちょっと無理だから、プレゼントは郵送でいい?」と伝えたら、「私、何か悪いことした?」と返ってきた。
入籍後はまだ親しい交流があったが、彼女の挙式後、ほとんど誘いがなくなったのに、誕生日だけは「会って渡す」前提になっていた。だけど私はもう、彼女の誕生日を祝うテンションではなかった。正直、あのデリケートゾーン用のソープで完全に萎えていたし、会って渡すほどの絆がまだあるのかもわからなかった。
だから、「郵送でいい?」とこちらから切り出した。
それはただの気遣いじゃなくて、もう食事すらご馳走したくないと思ってしまったからだ。誕生日はいつもご馳走しあっていたけど、友情のバランスが崩れた今、それすらも重たかった。
だから、言葉を選んで、正直に全部伝えた。入籍後の誕生日に気遣ったこと、彼女のアリエク発言、私のDJイベントには一度も顔を出さないこと、プレゼントの選び方、その軽んじられた感じ。彼女は謝ってきたし、弁解もしてきた。でも、そこで私の中の何かが決定的に終わってしまった。
その後、一度だけ会った。彼女の誕生日プレゼントを渡すためだけに。
それから私は、いろいろと葛藤した。でも、もう無理だと思って、彼女のアカウントをすべてブロックした。
私は、自分が少し風変わりな人間だという自覚がある。多少のことを笑い話にされるくらい、気にはならなかった。
人間関係は、そんな“茶化し”のバランスで続くこともある。
でも、彼女の浅ましさだけは——どうしても、笑えなかった。
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共通の親しい友人がいるわけでもない。私を式に呼んだのは、人数合わせでも、義理でもない。ただ「手元に置いておきたい」何かだったのかもしれない。便利な誰か。祝ってくれて、話を聞いてくれて、ちょっと変わってて面白くて、でも自分の新しい世界には連れていかなくていい相手。
だけど私は「都合のいい女友達」じゃない。感情のある人間だ。
私に切られたことを恥ずかしいと思っていてくれたらいい。できれば、いつか本当の意味で恥じてくれたら、もっといい。
結婚後も、昔好きだった男のSNS、よくネトストしてたよね。
だから今でも、私のブログ、読んでるといいなと思ってる。
だってあなた、いつも「自分がどう見られるか」ばかり気にしてたじゃない?
育ちがいいとか、趣味がサブカルなだけとか、それっぽい要素だけ並べて、常識人のフリをしてたけど、
あなたがバカにしてた統失垢の妄言より、
その無自覚な浅ましさと卑しさのほうが、よっぽどヤバいと私は思うよ。
ただ、私の相談とか話したいことを聞いてくれたことには感謝してる。
私にもあなたを傷つける何かがあったのかもしれない。
でも私が彼女に傷ついたことを伝えたとき、謝罪と弁解の言葉はあったけど、結局は自分の気持ちばかり優先の発言が多かった。
もう、誰の結婚式にも誕生日にも行きたくない。
このクソアマのせいで、祝う気持ちそのものが腐ったから。
でも、
葬式には呼んで。
お前の六文銭、盗んでやるから。
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彼女と昔、旅行に行って、飛田遊郭のすき焼き屋で瓶の烏龍茶をそれぞれ頼んだら、彼女が「今からめっちゃせこい事していい?」と私に聞き、既に持っていた飲みかけのペットボトルに、残った瓶の烏龍茶を継ぎ足していた。「男の前では同じことするの?」と聞いたら、「しない。」と言っていた。
結婚生活、長く続くといいね。
私は彼氏と鶯谷のラブホに行ったとき、エントランスに「ご自由にお持ちください」と、うまい棒が大量に置かれていたので、一気に15本くらい持って行ったら、受付のババアが「えぇ〜!?」と声をあげていた。彼氏も「お前実家裕福なんだろ、やめろよ」と言ってきたが無視した。その場で何本か食い、残りはママにあげた。親孝行🎵
彼女の結婚式で配られた“雑誌風の式次第”は、中野のまんだらけに持ち込んだが、「こういうのはちょっと…」と断られた。
結局、メルカリで800円で売り出してみたが、未だに“いいね”すらつかない。
※8月1日追記
「メルカリで売った」は嘘です。
クソ女が検索して発狂すればいいな〜と思って書きました。(関係ない読者も「え、そんなヤバいもの売ってる?」って検索したでしょ?浅ましいねぇ。)
ちなみに式次第はまだ家にあるよ。
そのうち、タコシェのフライヤーコーナーにそっと遺棄するかもしれない。