2015/05/17

ロマンティック・アレルギー

私は世界中のありとあらゆるロマンティックなもの、ドラマティックなものをすべて消し去ってしまいたいと思っている。

この世にはロマンが溢れすぎている。
それが世間のみなさんの何かを掻き立てて、まるで自分が主人公のような口ぶりをする人が多すぎてうんざりする。しかも、それらのロマンはすべて似通った、陳腐なもので本当はそこになにもない。

私はもう、ロマンティックの過剰摂取で死にそうだ。



明日は私の22歳の誕生日だ。
誕生日前になると、いつも気分が落ち込む。

別に年を取るのがいやなんじゃなくて、なんだかいろいろ考えてしまうのだ。

私も愛について考えてしまう。

そう、私もロマンティックなものを見すぎたから、自分の人生をまるで悲劇のように思い、自分がかわいくてかわいそうで仕方がないんです。

でも、この考え方って、結局はどこかでこういう話をみたから、そんな風に考えてしまうのだと思う。
こんな風に何かの影響によって人格や私の人生も描かれるというか、私の人生っていうのは己の視点ではじまっているから、こんな風に構成されていくのが、ゴミみたいに見えて仕方がない。