2016/01/30

太陽神ミトラ

昨日まで昼間はお日様がサンサンと輝いて、あったかい陽気だったのに、今日は雨でどんよりとした日だった。

最近、私は太陽の美しさに改めて気づいた。
夜に悲しいことが起きても、翌朝、冬の優しく晴れた空を見ると、とても慰められるから。

冬になると思い出す神様がいます。
高校の時、太陽神ミトラというのがあるところで信仰されていたという話を宗教の時間に聞いた。
たぶん宗教について勉強している人は絶対知っていると思う。

まあ、この神様はキリスト教の分布とともにすり替わって忘れ去られてしまったという話を
冬のお日様のでる時間が短いときに聞いたんです。

高校生のころ、みんななんとなくとがってはいるけど、無邪気な部分もあって、かわいそうだね、という話になった。私たちだけはミトラを忘れないでいよう。って話になったんです。

その会話が私の中ではすごい印象的に残っていて、太陽の美しさをふと思い出すと、なんだか思い出してしまうんです。

2016/01/19

カフェ・ドミニク

私には、お気に入りのカフェがあった。
その名はカフェ・ドミニク。
都内に何店舗かあったらしいけど、私がよく行っていたのは、帝国ホテルの中にあったところ。
そのカフェ・ドミニクが1月11日に全店舗閉店してしまった。

お正月にそういえば、去年一回も行けなかったと思って、行ってみたら、いつもいる店員さんが閉店することを教えてくれた。

ここのカフェは、ロイヤルミルクティーがすごくおいしかった。
とにかく濃厚で、他のカフェでは味わえないものだった。
そして、これを頼むとはちみつとブランデーをつけてくれるんだけど、それがロイヤルミルクティーと相性抜群だった。

なにより、店員さんが個性的で好きだった。ほとんど言葉を交わしたことはなかったけれど、行くと顔を覚えていてくれたのか、たまにサービスしてくれた。

最後に少し会話をした。その店員さんは、とても痩せていて幸がうすそうな感じなんだけど、ほんとうに幸が薄いひとだとわかった。

カフェ・ドミニクがなくなったこと。店員さんのこれからの人生。わたしの人生。考えたら、涙が出そうになった。

2016/01/05

2016

2016年になってしまった!
年を取ると、時間の流れがはやく感じるというのは本当なんだなぁ、と感じた。


年末あたりから、4年前に亡くなってしまった中学の同級生のおっちーのことを思い出すようになった。
しかも、昨日は彼女の誕生日だった。Facebookのnotificationが伝えてきた。

2012年の9月5日、私の部屋に母がちょっかいをかけにきた。
そのとき、私の部屋のクローゼットが開いていた。そこで母はふざけて、「おっちーがあそこから覗いてるみたい笑」なんてことを言っていた。そのとき、私はおっちーが生きていると思っていたので、
そんなことあるわけないじゃんと母に言った。
しかし、その夜に、友達のメールでおっちーの死を知った。

母もおっちーが死んだなんて知るはずもなかった。それに、普通に生活していたら、あんなこと言わないんじゃないかと思う。

たぶんきっと、本当におっちーがあの時、私の部屋に来ていたのかもしれない。

意味のわからないことを書いてしまった。
だけど、死んだ友人のことをよく思い出すこの頃、なにかあるんじゃないかと思う。
別に悪いことでも、いいことでもなさそうだけど。
きっとおっちーが私に自分のことを考えてほしいと思っているのではないかと考えてしまう。