2019/03/21

真珠子

真珠子さんという少女テイストな絵を描くアーティストが好き。
小学生の頃、私も絵を描くのが好きで自分と同じ嫌われ者のゆうきちゃんという女の子と一緒に描いてた。
真珠子さんの絵をみると、ゆうきちゃんの描いた絵を思い出す。

ゆうきちゃんは教室で鼻くそほじったり、何日も同じ服着てきたり、ちょっと不潔な女の子だった。お母さんがシングルマザーで水商売をしていて病的手前くらいに痩せてた。

たまに家にお邪魔すると、だるそうな表情で迎えてくれる。夜お仕事だから子供が遊びにくるとムカつくのか、些細なことでゆうきちゃんにブチギレてて、さっきまでめんどくさそうな表情してた人とは思えない鬼の形相でどなり散らしたりしていた。

ゆうきちゃんに愛情はないような感じはしなかったけれど、虫の居所が悪いとゆうきちゃんにすぐ切れて、殴ったりしてくるらしく、ゆうきちゃんはある時ストレスで頭がハゲになってしまった。
ハゲになったと笑うゆうきちゃんは、病院で薬をもらったらしく、それをつけたらまたすぐ髪が生えてきてスゲエとまた笑ってた。

春の湿り気を帯びた風に当たっていたら、彼女の笑顔を思い出したから日記に書いてみただけ。
それと今日の私は何か書いたり、何かしていないとまた気が狂いそうだった。

春は気が変になりやすい。一日でも早く楽に死ねたらと思います。