2017/10/29

友達は負債

よく私の兄が友達は負債だと言うけれど、最近、そんな気がしてきた。

私はもともと友達が少ないんだけど、その数少ない友達とも縁を切ろうと思っている。

きっかけは色々あるけど、正直、今年の私の誕生日に何もしてくれなかったから。
私は海外をふらふらしてて、日本にいない時もあったから、祝えない時もあったけど、
彼女が一人で過ごすんだろうなって感じた時は側にいたし、祝ったこともある。
正直、自分が祝って欲しいから祝ったんじゃないけど、私のことを親友呼ばわりするには、薄情だと思うようなことが今までもあり、これが決定的になった。

だからつかず離れずの心地よい関係をまだまだ続けられたらなって思います。

P.S.

色々理由があるんだけど、それもこれも私のエゴイズムだと思う。
やっぱり人って変わるし、変わらないものなんてないし、自分の理想に合わなくて勝手に幻滅しちゃったのかもね。だけど、それに耐えられなくなっちゃった。

2017/10/10

紅茶と不幸の蜜

真夜中に紅茶を淹れた。最近のお気に入りの茶葉はパリでイラン人がやってるサロン・ド・テで特別に売ってもらったイランのセイロン茶葉だ。

あまり知られてないけれど、イランは紅茶の名産地らしい。
確かに普通の紅茶と香りも味も全然違う。今淹れて飲んでる紅茶も格別に美味しい。
しかし私の紅茶が特別美味しいには、品質とか以前に理由がある。

夏にパリに行き、日本人の友達と久々に会った時、一緒に入った店で頼んだ紅茶のあまりの美味しさにお店の人にどこで売ってる茶葉でどうやって淹れてるのか聞きたくなった。久しぶりに話すフランス語が通じなかったら嫌だなと思い、もう2年もパリにいる友人に聞いてみてくれないか頼んだけど、「嫌だよ。自分で聞きなよ。」と彼女もさっきまで知りたがっていたようなのに、冷たく突き返された。

仕方なく、茶店の店主に一人で話しかけに行くと、こんなこと聞くのが珍しいのか嬉しそうに色々教えてくれて、店で使ってる紅茶を特別に安く売ってもらえた。
そこに友人が現れて、 私にも売って と店主に言ったけど、 これは彼女(私)にだけなんだ。 と冷たく返されてしまった。とても残念そうな顔をする友人。

紅茶が買えた自分と買えなかった友人を見て少し申し訳なくも思ったけれど、正直 ザマアミロ とも思ってしまった。

だからこの紅茶を飲むと友人の少しの不幸を思いだす。この紅茶にはすでに人の不幸の蜜が加わっている気がする。だから余計においしいのかもしれない。