L’Impératrice(ランペラトリス)の「Agitations Tropicales」を和訳(抄訳)しました。
インタビューによると、この曲は6世紀のビザンティン皇后テオドラにインスパイアされ、
欲望やビザンティン帝国の全てを再解釈しようとして作られたものだそうです。
はっきりとしたテーマとしては、
テオドラが宮廷の人々と旅をし、ジャングルでグループセックスをするという内容だと語られています。
テオドラは性的に自由奔放で、
当時の娼婦たちにも寛容な態度を示していたり、
「誰とでも寝ていた」「とびきりの美女だった」などと言われていたらしいです。
こうした背景を踏まえ、
私自身の解釈を加えて抄訳しています。
初めて聴いた時、相対性理論(バンド)を思い出したので、それっぽく訳しました。
Cortège en partance
Vers des latitudes impudiques
ごきげんな御一行がふしだらな方角へ出発して
Éclabousser l’éminence
Pacifique
むくむく膨らんだところをゆっくり濡らす
Monarque ingénue et fière
天真爛漫で大胆な女帝
Elle seule domine
彼女だけが支配する
L’assemblée, docile, chemine
ぼんやりと集まった男女は
Vers son parfum thérémine
テルミンみたいに囁く彼女の香水導かれる
*Agitations tropicales
トロピカルな胸のトキメキ
Créatures astrales
星みたいに輝く存在たち
Courtisanes en transe
うっとりとした高級娼婦たち
Soupirants de l’Élégance idéale
完璧な恋にため息をつく人々
Agitations tropicales
トロピカルな胸のドキドキ
Symphonie spatial
惑星に響くシンフォニーの中で
L’équipage avance
あの御一行は進む
Épousant l’exubérance impériale
帝国の奔放さを抱きしめながら
Fuir les apparences futiles
薄っぺらい雰囲気が出ちゃってる
Les beautés mécaniques
はりぼての美女たち
Pardonner la décadence
Organique
帝国はデカダンスに踊らされるまま
Sous son écorce impassible
彼女の無表情な外殻の奥に
On devine
私たちはそっと気づく
Sa lascivité mutine
あの女の奔放な妖艶
Sa tendresse libertine
あの女の放蕩的な甘さ
*繰り返し
※ネット上に掲載されているものを参考にしつつ、
耳での聞き取りや解釈をもとに、独自の日本語訳(抄訳)を作成しています。
日本語訳部分の無断転載・無断使用は固くお断りします。
Varnish La Piscineってラッパーの曲、聴いたことなかったら聴いてみてください。Tyler the creatorの雰囲気に近いトラックでフランス語でラップしてます♪
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