インターネットをぐるぐる回っていたら、久しぶりに酒鬼薔薇聖斗の名を見て思い出したことを書こうと思う。
小学生の頃、朝学校の前に猫の死体があって学校中が騒然とした。
だけど、集団下校とかにはその後ならなかったから、車に轢かれた猫がちょうど学校の前に飛ばされただけだったんだと思う。
それで、たまたまクラスの嫌われ者Aちゃんと帰ることになって、猫の死体の話になった。
Aちゃんは、猫の死体は偶然ではなくて、気が狂ったひとが学校の前にわざわざ置いていったもので、手紙が添えてあったと言った。
手紙には、その狂人は動物を殺すのが好きで、いつか人を殺してみたいと書かれていたらしい。
Aちゃんの嬉しそうに話す様子を見て、正直すぐに嘘だと思った。しかもこの子はもともと嘘をつくことで有名だった。
そのとき私たちは小学4年生だった気がする。
小学生4年の女児がそういう嘘をついたことにわたしは今思い出して驚いた。だけど子供って純粋が故に残酷なので案外、異常じゃなくてもこういうことを言うんじゃないかとも思った。
でもその子が残酷な嘘をついたことよりも、その子のアトピー体質が怖かった。
私もアトピーだったから彼女を気持ち悪いなんて思いたくなかったんだけど、
彼女の薬指には変なデキモノがあり、ちょうど指輪をはめる位置にできていた。
デキモノの頂上は赤くなっており、なんだがルビーの宝石みたいだった。
たまに無防備な彼女を授業中観察してると、そのデキモノをなぜか舐めている時があった。
それが気持ち悪かった。
あれって、アトピーとかオデキじゃなくて、彼女の身体に芽生えた悪の芽だったんじゃないかと思う。
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