私が10代の頃にギター1本で初めて作詞作曲した『きたまくら』という曲が、なぜか長年のあいだ2度にわたって勝手に使われ、挙句、関係者に7年間も小銭を稼がれていた件について、
ここでまとめておき、今後の扱い方をはっきりさせておこうと思います。
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禁断の多数決「きたまくら」事件(2018〜2025年・長期型)
音楽グループ禁断の多数決が、私の楽曲『きたまくら』を許諾や契約なくサブスク配信し、MVには親の同意なく未成年の出演者が出ていたことが後に判明。
→ なお、この事実は当時の私は知りませんでした。後に当事者から連絡があり、知ることになったものです。
音源はSpotifyやAppleなどで長年販売・配信され、私は2025年になってから配信停止を求め、削除報告は受け取りました。
どうして長年にわたって無断配信が行われていたのか、どれくらいの収益が発生していたのかといった説明や、公式な謝罪は一切ありませんでした。
そして、未成年出演問題についての正式な説明・謝罪はなく、「削除したから済んだ話」というムードが漂う簡単なメールが、ほうのき氏から何通か届いただけでした。
いずれのメールでも、未成年出演問題についての正式な説明や謝罪は示されていません。
これは 著作権侵害だけでなく、倫理的により重大な問題を含んでいるため、私は「終わった話」とは扱いません。
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泉まくら「きたまくら」事件(2012年・即席型)
2012年、泉まくらのCD購入特典として、私の『きたまくら』の無断カバー音源が制作・配布されました。
許諾確認はなく、事後に「親近感」や「素敵な曲だからカバーしたかった」といった言い訳が付され、謝罪文には**「誤解がある」**といった責任逃れ的な文言が盛り込まれていました。
謝罪文はこちら(リンク)
私が補償を求めた際には、なぜか術ノ穴 レーベル代表の久嶋位征氏から「直接会って話したい」と言われ、当時若年女性だった私はそれ以上交渉を進められず断念。
なお、この無断カバー音源を収録したCDは、現在もメルカリなどで「激レア!」と謳われて販売されている状況です。
本来、私の許可なく制作・流通されたものがこうして商品として二次流通し続けている事実は、この問題が単なる「過去のこと」では終わっていないことの証左でもあります。
振り返ればこれは 日本のインディー音楽界隈にありがちな、“表層的なヒップホップごっこ” に作品を都合よく消費された例のひとつだったと考えています。
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今後のスタンス
この2つの「きたまくら」事件を経て、私は:
・7年間勝手に小銭を稼がれていた件については、ここでブログ記事としてきっちり記録を残し、今後は大きな進展がない限りブログではこれ以上言及しません。
・ただし、未成年出演問題は看過できないため、X(旧Twitter)では毎月最低1回、下記記事へのリマインド投稿を行う予定です。
記事;禁断の多数決『きたまくら』配信停止に寄せて ─ 未成年搾取を含むMV撮影問題、その社会的記録
この曲は、私にとってただの作品ではなく、**「勝手に搾取された悔しさと怒りの象徴」**でもあります。
同じようなことが二度と繰り返されないように、必要な記録はきちんと残しつつ、私はまた自分の言葉を書き続けていきます。
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最後に
ただ私は、ブログをこの事件の主戦場にはしたくないのです。
この記事でひと区切り。ブログはいつものトーンに戻りますが、**X(旧Twitter)**では時々ひょっこりこの話を投下する予定です。よろしくどうぞ。
禁断の多数決と泉まくらのことはこれからも許せませんがひとまずおつかれさまでした。
返信削除シコちゃんの「きたまくら」死ぬまで大好きです。