2025/06/09

おじさんのおままごと法人 ─ DUM-DUM LLP が無許可配信していた件について

今回、禁断の多数決『きたまくら』の件を調べていた中で、もうひとつ見逃せない問題が発覚した。


それは 「DUM-DUM LLP」という法人が、私の『きたまくら(禁断の多数決ver.)』を無許可で Bandcamp に配信していたという事実である。



DUM-DUM LLP による無許可配信


Bandcamp 上では 2012年3月リリースという形で『きたまくら禁断の多数決ver.』が公開されていたが、

私はその配信を一切許可していない。


当時、DUM-DUM LLP側から正式な契約も交わしておらず、報酬も受け取っていない。

「配信してよい」という合意も、明確には一度も出していない。


事実、当時のやり取りを改めて確認しても、禁断の多数決側が『きたまくら』を自身のCDに収録したいと申し出た際には、DUM-DUM LLPを通して私自身がそれを断っているメール記録が残っている。

その後、泉まくらとの問題もあり、ネット配信についても「嫌だ」と明確に伝えたメールのやり取りがある。


それにもかかわらず、DUM-DUM LLPは『きたまくら(禁断の多数決ver.)』を Bandcamp で長年配信し続けていた。

なお、Bandcamp上では現状「無料公開」の形になっていたが、

「無料か有料か」に関係なく、著作権者の許可なく作品を公開すること自体が問題である。

私は一切許諾しておらず、公開の可否は著作権者である私が決めるべき事柄である。


今回、私が削除要請を行ったところ、**慌てた様子で「ちょうど今返信をしていた」「削除する」**という回答が返ってきた

(→ だったら最初からちゃんと管理しろ、という話でもある。)



法人化の謎とガバガバな実態


ちなみにこの DUM-DUM LLP、資本金はわずか100万円。

それ自体は小規模法人なら珍しくないが、そもそも法人化するだけの明確な実績や商業的成果が見当たらないのが謎だった。


事務所住所を登記してHPまで立ち上げていたにもかかわらず、

法人名義で出した音源も目立ったものはなく、活動報告もほぼ途絶えていた。


どういう経緯で法人化に至ったのかは想像するしかないが、

もしかしたら実家が裕福で、法人ごっこをしていたのかもしれない。


ちなみにHPなどでも謳っていた**「レコーディングスタジオ」というのは、

実際には野村氏本人の自宅**だった。


「法人のスタジオ」と言いつつ、自宅の一室だったわけで、

**資本金100万円、スタジオ=自宅、実績なし……という、正真正銘の『おじさんのおままごと法人』**だったことが今回改めて浮き彫りになった。



また、法人としては「活動終了」と宣言しているものの、

法人格を維持したまま放置している理由は何なのか?


会社をたたむ資金すらなかったのか?

それとも見栄が捨てられず、形だけ残しておきたかったのか?

あるいは収益が発生していたため、口座や法人を閉じられなかったのか?


理由は不明だが、いずれにせよ**「活動終了だから許される」話ではなく、

放置されたままの法人や配信アカウントが他者に損害を与えていた**のは明白だ。


こうした状態が今回発覚したことで、

DUM-DUM LLPというおじさんのおままごと法人が、

いかにズサンで自己都合的な運営をしていたかは明らかになった。


こうした問題が二度と起きないために


DUM-DUM LLPの事例は小さな法人でも他人の権利を侵害しうること、

そして「活動終了」「趣味だったから」という言い訳では済まされないことを示している。


法人として名乗る以上は、最低限の責任と管理が求められる。


今回私の『きたまくら』がこうしたズサンな扱いを受けていたことは、

クリエイターとして非常に悔しいことでもあるし、

同じような目に遭う人が今後出ないことを願って、この記事を公開する。


この記事は今後必要に応じて追記・更新する可能性があります。


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