2026/05/07

恋のプロット・ツイスト

わたしが恋に落ちる時って、
自分の理想のシナリオに沿って動いてくれた男性だけかもしれない。

少なくとも一目惚れしたとき以外そう感じる。

いわゆる恋の予感みたいなシチュエーションにハマった時、なんとなく好きなのかもって思う。

向こうも、そういうありふれたアピールを
わかりやすくしてくるのか、それとも本能なのかわからない。

だけど、あまりにもできすぎたシナリオだと
どこで本気になればいいのかわからない。

まるで演じられさせてるような。
自分がシステムの一部になったのかのように感じる。

感情のやり場がない。

——— ©️DSH / 2026

2026/05/06

退屈の美学

ソフィア・コッポラのマリー・アントワネットが公開されたとき、14歳だった。

クラスメイトが処刑シーンがあるはずだと言って映画館に観に行ったけど、終始かわいいだけで、何が面白いのかよくわからなかった。

22歳で観たとき、
退屈な夫と結婚した女が、
消費と不倫で時間を埋めている話に見えた。

母と一緒に観ながら、
「つまらない男と結婚するとこうなるよね」
って普通に話していた。

あのときちょっと思った。

この映画がわかるようになったのは、
自分が大人になったのか、
それとも、退屈に近づいたからなのか。

——— ©️DSH / 2026

2026/05/05

鯉のぼり

こどもの日。

小さなアパートのベランダに鯉のぼりが飾られてる。
微笑ましい。

前に付き合ってた男性と口論になった。

なんか偉そうだったから

「そんな生意気な口きかないでよ。
わたし、あなたとのセックスで一回もイってないんだから。」

って言ったら、さっきまでペラペラ話してたのに
どもって
口をパクパクさせてた。

池の淵に立つと、餌をもらえると思った
鯉が口をパクパクさせて寄ってくる。

それを見るたびに
あの情けない男の表情を思い出す。

——— ©️DSH / 2026