5年くらい前、近所に住む男の子とtinderでマッチした。
会う前に電話したけど、喋り方が無理で
「この段階でもうタイプじゃない」と言ったら、
「ええ、なんでやねん」と言われた。
なぜかそのまま友達になった。
隣駅に住んでいたから、たまにこっちまで来てもらって、駅前のしょーもない居酒屋で飲んだ。
シュンくんは皮肉屋で、基本的に何も信じていなかった。
家族はその逆で、なんでも楽しそうに信じるタイプらしい。
学生の頃、家族がトイプードルを飼うと言い出した。
シュンくんは「どうせ途中で飽きるからやめとけ」と言ったけど、
犬より家庭内の立場が低かったから、普通に無視された。
案の定、家族は飽きた。
世話をしていたのは、結局シュンくんだけだった。
「アイツだけが俺を理解してた」と、彼は酔うと泣いた。
理解していたのが犬なのか、
“最後まで残った存在”だったからなのかは、よくわからない。
ちなみにその犬は、家族でキャンプに行ったとき、
目を離した隙に他の犬に喧嘩を売って、噛み殺されたらしい。
そんな死に方あるのかと思ったけど、
シュンくんの話って、だいたい最後がそういう終わり方をする。
ただ、彼が言っていた一言がいまだに好きだ。
彼はアプリで知り合った女の子に対して
「どうせなら色んな人見てから俺を選んで欲しい。」
と言っていた。
いまだに誰にも選ばれていないけど。
条件だけは、ずっと変わらないまま。
0 件のコメント:
コメントを投稿
気軽にコメントどうぞ。
返事はしません。でも、読んだら笑うかも。