2025/10/01

死刑のない国から来た退屈な男

死刑のない国から来た男は、なぜか礼節を軽んじる。

人の時間、尊厳、約束――舐めていいものと悪いものの区別がつかないのだ。

どうしても舌を動かしたいなら、せめて味のわかる舌であれ。


「半日用意しなきゃ失礼だと思った」だなんて。

笑わせるな。お前のスケジュール感覚は放課後の寄り道の延長でしかない。

式場で客人をもてなす努力もせず、ただ足で裾を汚すだけの人間に思えてならない。


「将来コレクションを展示したら好きなものを持って行っていい」と気前良く言っていたが、現実は細やかな配慮すら惜しむ。

二枚舌と空手形は、君の国技か?


誘った場所は、女がそばにいることで“面白く”見える場所だったらしい。

私は調味料ではない。お前の知る調味料は酸と塩ばかりで、甘味も旨味も知らないのだろう。


支配だ、帝国だと声高に語るが、その実は女の優しさに寄りかかるだけの人間に見える。


外国人ってこうなのかな?って

きっと、カタコト英語の日本人女なら、お前の無教養すら「エキゾチック」と笑ってくれるだろう。

でも私は違う。私はお前のNintendoではない。押しても反応しない。ゲームは既に終わっている。


処刑を知らない国から来た男は、退屈で、無礼だった。

礼を失い続けることで、いつか自分が冷めていくことに気づけばいい。

けれど、その冷め方すら鈍く、ただ腐っていくだけだろう。

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