小学3年生の時、放課後に学校の近くで友達と川であめんぼを見ていたら、後ろから抱きつかれた。
びっくりして、「やめてよ〜笑」と体を大きく揺さぶって、誰が抱きついきてきたんだろ?と思って振り返ると、全然知らない男が逃げていくのが見えた。痴漢だった。
横に居た友達も痴漢に驚いて硬直していた。
最初は混乱して何もわからなかったけど、突然のことに気持ち悪くて怖くて、泣いてしまった。
それからすぐ友達と一緒に家に帰って、母に痴漢のことを話すと母は警察を呼んだ。
数人の警官が駆けつけてくれて、現行犯逮捕じゃないと痴漢を捕まえるのは難しいということを伝えられたが、今後のパトロール強化のために現場に案内して欲しいと言われ、パトカーではない普通の車に乗せられた。
車で現場に行って、また家に送ってもらう頃にはさっきまでの恐怖はどこかへ去り、50歳くらいのスーツを着た警官と他愛もない話をして、ケラケラと笑っていた。
それで、ふと気になったことがあって、尋ねてみた。
「普通の警察官って拳銃持ってるんですか?」
すると「持っているよ。」と言われたので、
「弾は何発入ってるんですか?」と聞くと、
オヤジ警官がニヤリと笑いながら、股間を指差し、「2発」と言ってきた。
痴漢に遭遇して泣いてしまう少女だったが、私はとてもませた子供だったので、警官のイヤらしい笑みと股間を指差す手を見て、こいつが何を言っているのかわかった。
あんなことがあった直後だったけれど、あまりにもくだらなすぎて、少女を舐めた態度に笑ってしまうと、私が"2発"の意味を理解して笑っているとわかった警官が
「意味わかるんだね。おませさんだね。」と言った。
当時は幼くて、この後は黙り込んでしまった。
でも今27歳の私だったら「公務員の癖にトンチの効いた返しができるんだね。」って返事をするかな。
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